ここに辿り着いたのがラッキーでしたね。その疑問、Q-sai流で救ってみせましょう。ちなみにこの質問に関してはQ-saiフリークの皆さんはチンプンカンプンでも構いません。いずれこの辺りに興味を注ぐ人も中には出てくるかと思いますが、現時点ではいきなり楽しむという次元まで到達できるポイントではないので、潔く諦めましょう♪
・・・さて、この質問に出てくる「セブンス、シックス、ナインス」・・・というのは「テンション・ノート」と呼ばれるもで、柱となる基本コード(主要三和音)に付加することで、その響きをより豊かにしたり、緊張感を増したり、不安定なニュアンスを出したりといった様々な効果をもたらします。「add9」は「アド・ナインス」と読みます。「add」は「加える」という意味で、とくにポピュラーミュージックでは表記上省略することも多いので惑わされないように。「C add9」も「C9」も基本的には同じ意味です。
「ナインス」は、ルート(根音)に対する「長2度」つまり鍵盤1つを挟んで次に高い音。Cメジャースケール、いわゆる「ド」から始まる白い鍵盤上「ドレミファソラシド」というスケールで例えるならば、キーになるコード「C」(ド・ミ・ソ)に対し「レ」の音が付加するので、つまり「C add9」は「ド・レ・ミ・ソ」という構成音になる訳です。これが「C add9」・・・活字で見ると非常に難しく見えますが、実際に鍵盤に当ててみると意外に簡単なはずです。
ちなみにナインスを基本コードに付加すると、その響きに「艶やかさ」が増します。「テンション」と聞くと尻込みしそうですが、気軽に試してみて下さい。
・・・次に「原曲を簡単に移調したい」という質問ですが、これはある程度数学的な思考で対処しなくてはなりません。ちなみに、きちんと移調できてさえいればM7もsus4もきちんと響くはずですが・・・本当にきちんと移調できていますか??? 移調というのは、よく慣れた人でもうっかり間違えたりするものなので、もう一度よく確認してみて下さい。テンションや構成音は(平均律上では)すべて相対的なものなので、M7だろうがsus4だろうが全く大丈夫なはずですよ。
キー移調にはコツがあります。難解な楽典などを苦しみもがきながら必死に勉強せずとも、Q-sai流の移調法さえ気軽に覚えられれば全然大丈夫。ただし、移調に関してここでシンプルに活字で伝えるのは少々無理もあるので、機会があれば一度ぜひ定期的に行われているQ-sai合宿に参加してみて下さい。
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