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中学校の吹奏楽部でパーカッションをやっているのですが(1年)、3年になったらスネアをやりたいです。でも、練習してもなかなかロールがきれいにできなくて。 |
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ロールは大きく分けて2種類、「オープンロール」と「クローズドロール」とがありますね。今回の質問は恐らく後者「クローズドロール」だと思うのですが・・・。
(これに苦労している人が非常に多いので)
これは例えば新春特番テレビの定番・芸能人隠し芸大会やらで大技のマジックをする際にBGMで鳴る「ザーーーーーー」という、あの粒の見えないスネアロールのことです。
ちなみにボクは学生の頃、片手でこのクローズドロールをやってしまう達人を見かけたことがあります。その達人曰く「きちんとしたバウンドさえ得られれば片手でも可能なのだ」と教えてくれました。
スティックの振り、握り、返しなどの際、その手によってスティックに何らかの負荷をかけてしまうことが多いのですが、この負荷さえ排除すればスティックは充分に長くバウンドします。
つまり、クローズドロールの最大のコツは「スティックのバウンドを一打でも多く残すこと」にあります。いきなり両手で練習する前に、まず片手ずつ念入りに練習してみて下さい。
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ロックするのにドラムが一番難しいと思っています。だって、コードとか関係なさそうだし、曲に合わせてズズチャチャと何を叩いたらいいのか全く想像もつきません。これが最大の難問です。ギターが走りすぎたりとか、全体の進行が早すぎたり、遅すぎたりせずに叩くことも重要だと聞きます。曲に合わせて何を叩くのか?
どうやって決まっていくのでしょうか? |
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今の時点ではあまり複雑に考えず、とにかく以下の2つのポイントを押さえて欲しい。
まず1つ目は頭の中で演奏風景を強くイメージすること。強烈なモチベーションなくして楽器などマスターできぬ。まずは自分の好きなバンドやアーティストのライブ映像にどっぷりとハマって頂きたい。最近は安価なDVDやビデオが山ほど出てるので、一つでもいいから気に入ったものを繰り返し鑑賞してみよう。
そして強烈なモチベーションが芽生えてきたら、潔くスティック1ペア(2本)を購入すべし。楽器店で\1,000程度出せば手に入る。このスティックを抱き枕代わりにただ抱きしめ、その状態でお気に入りライブ映像の鑑賞・・・これ、実に重要なトレーニングでございます。
そして2つ目はそのイメージを音にするための最低限のワザを身に付けること。これについては今後このページで様々な角度から助言していくので、騙されたと思って付いてきて頂きたい。
打楽器というのは極めて原始的なものであるが故、最初からあまり難しく考えず、とにかく上記2つのポイントを試してみてください。
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ドラミングの基本ともいえる、各手と各足のリズムがばらばらになっている動き方は、どのように練習したら一番良いのでしょう? |
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手足をバラバラに動かすことなど、実はどんな不器用な人にも容易いことなのに、それがなかなか信じてもらえないのが悔しいトコロ。立ち話も何なので(?)とりあえず適当な椅子に座ってみよう(ドラムセットは使用せず)。
騙されたと思って、まずは右手で右の太ももを、左手で左の太ももを、それぞれ軽くパタパタ叩いてみる。次に両足のつま先を地面に着けたまま、右足と左足で交互にかかとを上下させて音を出してみよう。これで音が出る個所は計4つ。今回の問題をクリアするには充分な条件がいきなり揃った。
・・・さて、ここからは4コマ完結「起承転結」を用いて説明します。先ほどの手足パタパタで、下の指示通りにゆっくりと打ってみよう。
※起・・・右手&右足(同時に打つ)
※承・・・右手
※転・・・右手&左手(同時に打つ)
※結・・・右手
これを繰り返しテンポよく続けると、それなりのリズムになる。随分シンプルだが、代表的なドラムの基本パターンなので、これがある程度自然にできるように練習してみて欲しい。どんなに不器用な人でも、数十分〜一時間程度あれば必ずマスターできる。
・・・ちなみに上記の起承転結を難なくクリアしてしまったという人は、更に左足を混ぜてみよう。
※起・・・右手&右足(同時に打つ)
※承・・・右手&左足(同時に打つ)
※転・・・右手&左手(同時に打つ)
※結・・・右手&左足(同時に打つ)
こちらはちょっぴり複雑な動きになるが、もしもこれができると急にいいノリが出てくる。そのワケは・・・またの機会に。今回はここまで。上のいずれかの起承転結をマスターしたら、今度は試しに本物のドラムセットの前に座ってみて欲しい。ジョンレノンの「Woman」がいきなり叩けます。
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実は自分はちょっとリズム感が足りないと思っています。特に単調なリズムを続けるのが苦手です。ですが、ドラムをやってみたいと思っているので、リズム感がよく なるような練習方法があれば教えて下さい。 |
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単にリズム感が足りないと言っても、そのタイプは様々で、一概に「こうすべきだ」というアドバイスはどれも的確ではないのですが、まずリズムに対して興味を持つというのが大事です。踊ることもリズムだし、歌うこともリズムだし、ドラムを叩くのもリズムだし・・・音楽に合わせてリズムを刻むことはどんな状況でもできると思います。今日この時からなるべくリズムを意識して生活してみて下さい。
最もシンプルな方法としては、左右どちらかの足で「トン、トン、トン、トン・・・」と正確なリズムを刻み、尚かつ音楽に合わせられればひとまずOK。少なくともドラム演奏に必要なリズム感は持ち合わせているのでご心配なく。
以降は「どんなふうにリズム感が足りないのか」という辺りを細かく教えてもらえればご指導いたします。
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