■楽器挫折者救済雑学 vol.232「スナッピーについて」

『スネアの音で悩んでます。先日スタジオで録音したんですが、とにかくひどかったです。スナッピーの張りはどれくらいが音ののりが良いのですか?』…という質問が届きました。

スナッピーに関しての悩みに限って回答するのならば非常にシンプルなのですが。ボトムヘッド(=つまりスナッピー側の薄いヘッド)などの状態も大きく影響するので。少しだけ幅広いスタンスで今回の悩みに触れてみたいと思います。ひとまず、スナッピーそのものの張り具合(=テンション)についてですが。ある程度ジャンルや楽曲によって設定の違いはそれぞれありつつも。標準的な度合いとしては「ある程度の余韻を持たせつつ、キレがある」加減を探してみましょう。

こういったものは言葉で説明するとなかなか伝わりずらいのですが。スナッピー成分の余韻が短過ぎると、アンサンブルの中でのスネアドラムの存在感が薄れますし。逆にその成分が長すぎると、耳障りなジャラジャラ音が残ってアンサンブルそのものに悪影響ですし。そういった意味で「ある程度の余韻を持たせつつ、キレがある」加減を探る必要があるのです。ただし注意すべき点があって…他の楽器が鳴っていない状態でスナッピーのテンションを調整する際。若干「余韻が多いかな…」と思うぐらいにしておいたほうが比較的よい結果をもたらします。様々な楽器が同時に鳴った場合、小さな余韻から順にかき消されてしまうからであります。

さて、次にボトムヘッド(=スナッピー側のヘッド)についてですが。打面側のヘッドよりも若干テンションを強めに張るとスナッピーのレスポンスが向上します。ひょっとしたらその鳴りのよくないスネア…ボトムヘッドのテンションのせいではないでしょうか?もしもゆるく張ってあったとしたら、スナッピーの余韻は減り、アタック感は鈍くなります。なのでボトムヘッドはちょっぴり強めにチューニングされているコトを確認してみてください。

最後に…蛇足ではありますが、もうひと要素だけ書き加えておきますと。スナッピーの両側についているストラップ部分の素材も実は大きく影響しております。自前のスネアドラムであればそういったパーツもこだわり抜いて頂きたいところでありますが。スタジオの機材を使用しているのであればやむを得ないところなので忘れて頂いてOK。

…以上、スナッピーに関するあれこれ、参考にしてみてくださいませ♪

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